サーファーにこそ見て欲しい北海道ニセコ発の1本がリリース中
“スノーサーフィン”という言葉が世間にあふれはじめて数年。その実態をおさめた1本の映像がリリースされた。タイトル名はずばり「スノーサーフ(SNOWSURF)」。オーストラリア人のシェーン・ピールが、北海道ニセコを中心とするスノーサーファーたちに寄り添い、2シーズンを費やして製作した映像だ。
そもそもスノーサーフィンとは、スノーボードが誕生したころに使われていたコトバである。スノーボードは「冬の海は寒いから雪上でサーフィンしたい」という情熱から生み出されたもの。しかしスノーボード自体は、90年代、00年代を通してスケートボードなど多くのカルチャーと出会い、多様化していったことで、“雪上でサーフする”といったスノーボードは少数派になっていった。
その意味で、昨今のムーブメントは原点回帰と呼べる。スノーボードもするしサーフィンもする、という滑り手によってスノーサーフィンは改めて陽の目をみるようになったのだ。そして共感者が集い、ニセコを発信源に、今では全国はもとより、海外にもそのメッセージは伝播していった。
メッセージの受け手には、サーフィンの神様と呼ばれるジェリー・ロペスや、気鋭のサーフボードビルダー、クリス・クリステンソンなどもいる。もはや海と山はつながってしまった。その証を、本作はたっぷりと伝えてくれるのである。
<出演ライダー>
玉井太朗、ジェリー・ロペス、武田英樹、山田誠、岡田修、宮下健一、アレックス・ヨーダー、ボー・ヤング、パール・ダリーン、輪島英彦、フォレスト・シアラー
*本作はすでにリリース中。全国のスノーボードショップ、AMAZONなどで購入ができる。